「心に小さく灯る思い出」

Hさん(週末里親)

私が週末里親の活動を始めたのは、親の介護を卒業し、夫婦二人の生活に寂しさを感じたから。週末里子たちと過ごすことで、この6年間いろんな思い出ができ、広報を見てリーフに電話してよかったなあと思います。
 家に来た当初は、小学生と中学生だったので、いろんなところに一緒に出かけました。
でも行った場所よりも、行く道中であった小さな出来事、たとえば坂道でころんだことなど、小さなエピソードが私たちと里子たちの中に忘れられない思い出となっていて、その道を通るたびに「ここでこけたなあ」と話題になります。
 こんなたわいもない事の積み重ねが、里子たちの心の中の温かい灯となって、成長して社会に出た時の心の支えになってくれたらいいなあと思っています。もちろん、大人になってからも、いつでも頼れる存在として、帰る場所であり続けたいし、いつも里子たちにそう伝えています。
里親としての活動は、決して楽しいことばかりではなく、うまくいかないこと、がっかりさせられることもあります。それも含めて、出会えた縁が持ってきてくれたものと思っています。

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