週末里親ってなに？

いろいろな理由により、乳児院や児童養護施設等の児童福祉施設で生活している子どもたちの中には、保護者のもとに帰宅できない子どもたちがいます。週末里親とは、そうした子どもたちを、週末（月１回程度）、又は夏休みやお盆、お正月等の時期に、ご家庭で一緒に過ごしていただき家庭生活の経験をさせていただける方のことをいいます。

週末里親になるには？

その1 登録申し込み

子ども家庭支援センター清心寮（リーフ）が窓口になりますので、希望の方は申し出てください。登録希望の方は、申込書を提出してください。

その2 面接・家庭訪問

当所に来所していただき、申し込みの動機やご家族の状況等お話をお伺いし、家庭訪問もさせていただきます。

その3 研修・決定

登録前に研修（講義と施設実習合わせて１日）を受けていただき、堺市子ども相談所とも協議の上、週末里親の決定をさせていただきます。

その他のＱ＆Ａ

施設で生活してるのに、なぜ週末里親が必要なのですか？

施設では、集団生活が基本となり、家庭的な食事や団らん、お手伝い、買い物などの経験が乏しくなりがちです。子どもたちが成長し、将来自立するためには、こうした家庭での経験がとても貴重なものになります。また、自分だけに深い関心を寄せてくれる人との関係が精神的な安定にもつながります。

子どもの年齢や性別など、希望は聞いてもらえますか？

ご希望は参考としてお聞きします。
でも子どもの目的にかなった家庭環境を選ばせていただくことが最優先になります。

子どもの病気、けが、事故などが不安ですが？

里親の管理責任を問われた場合にも、賠償責任については保険に入っています。
また、けがや病気に対する医療費は全額負担されます。

実子はいてもよいですか？

かまいません。でも実子の意思も大切にする必要があるので十分な話し合いが大切になってきます。また、週末児童との年齢差や性別を考慮する必要はあります。

週末里親さんの声

初めは人見知りが激しかったけど、１対１の関わりから少しずつ家族との関わりへ広がってきました。不安そうな時期もあったけど、今はお泊りを楽しみにしてくれています。「おばちゃん、いつもありがとう」とこっそりと落書きしてくれたのが、嬉しかったです。

成人した子どもが「実家」と言って戻ってきてくれることが嬉しいです。