児童養護施設の先生から1

暖かい家族

児童養護施設は、様々な事情により家庭で生活できない子ども達が入所している、生活の場です。保護者がいて時々はお家に帰れる子ども達もいますが、保護者がいてもお家に殆ど帰れない子ども達や、中には全く帰る機会のない子ども達もいます。その子ども達は「いつかきっと白馬の王子様や、マリア様が私や僕を迎えに来てくれる。」と願いながら日々施設で生活しています。しかし、現実にはそのようなことはありません。

施設の卒業生たちが「仕事は楽しいんやけど、仕事終わって寮(アパート)に帰ったら、無性に寂しさに襲われるねん。こんなとき暖かい家族や、いろんな話を聞いてくれる相手がいればいいなと思う。」と寂しそうに話してくれます。

このような子ども達が施設の中にも多くいます。ぜひ里親さん家庭で、子ども達の幼少期から少しずつで良いので関わって頂き、良き話し相手となって頂けることを願っています。そして子ども達がさらに自分の新しい家庭を築いていけるよう、皆さんの応援の程、よろしくお願いします。

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