「ようこそ我が家へ、Yちゃん!」 

Mさん(養子縁組里親)

私たち夫婦は、Yちゃんが生後2か月の時に乳児院で初めて対面しました。特別養子縁組が前提だったので、研修を受けて2ヶ月後には我が家で生活を始めました。家に連れて帰る車内で、Yちゃんがうちになじめなかったらどうしよう、夜にちゃんと寝てくれなかったらどうしよう、などと心配していたのですが、家に着いたYちゃんは準備してあった布団を見るなり、コロンと寝転んで熟睡してしまいました。初日から自分の家のようにくつろいでいるYちゃんを見て、この子とはうまくやれそうだと感じました。
 その直感通り、Yちゃんは小さいのに夜泣きもしないし、お昼寝もあっという間に寝てくれるし、いつもご機嫌で過ごしてくれました。おかげで私たち夫婦は寝かしつけの大変さも味わわず、寝不足の苦労もないまま今に至ります。高齢?の私たちにとっては睡眠時間をしっかり確保できることは本当にありがたいです。
 月日はあっという間に経ち、ハイハイからつかまり立ち、歩き出したかと思うとスルスルと階段も上り始めました。先日2歳の誕生日を迎え、ますます元気いっぱいです。子育ての苦労はさほど感じませんが、毎日朝から公園に連れて行き、クタクタになるまで遊ぶのに付き合うので、Yちゃんの健康はもちろんのこと、自分の体調管理や体力作りにも気をつけねばと思っています。
 穏やかな性格のYちゃんのおかげで、私たちは楽しく育児をさせてもらっています。この平和な日々はいつまで続くのやら…?中学生ぐらいですごい反抗期がきたらどうしよう?いや案外このままずっと平穏なまま成長するかも?なんて楽観的な考えもあったりします。先の事は全く分かりませんが、Yちゃんと出会えた幸せに感謝しながら、これからも毎日を大切に過ごしていきたいと思います。

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